ミャンマー軍と対立する4つの武装グループを、Facebookが「危険組織」に指定してアカウントを削除した。
Facebookは、アラカン軍(Arakan Army)、ミャンマー民族民主同盟軍(Myanmar National Democratic Alliance Army)、カチン独立軍(Kachin Independence Army)、およびタアン民族解放軍(Ta'ang National Liberation Army)をFacebookから追放したことを、米国時間2月5日のプレスリリースで明らかにした。
Facebookは4組織の「称賛、支持、意思表示」の削除を進めている。Reutersによると、4組織は政府主導の停戦協定に署名しておらず、頻繁に暴力を扇動してきたという。
今回の停止処分は、「オフラインの危害を助長するのにFacebookが使われる可能性を低減する」取り組みの一環だ。これに先立ち、Facebookは2018年、ミャンマー軍による利用を取り締まっていた。
Facebookは2018年8月と12月に、多数のアカウントとページを削除した。この動きは、国連の人権担当者らが、ミャンマー軍幹部をイスラム系少数民族ロヒンギャに対する大量虐殺で訴追すべきだと報告したことを受けたものだ。2017年8月に反体制派組織が武力衝突を起こして以降、ロヒンギャの70万人以上が、ミャンマーのラカイン州から避難している。
調査員らの報告によると、ロヒンギャが集団レイプ、奴隷化、村への放火、子供の殺害といった犯罪の犠牲になっていることが確認されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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