Facebookと同様に、Googleもユーザーデータを収集するアプリを使用して、Appleのポリシーに違反した可能性がある。
2012年にリリースされたGoogleの「Screenwise Meter」アプリは18歳以上のユーザーに参加を促し、Googleにユーザーのデータの監視と分析を許可することと引き換えに、ギフトカードを提供するというものだ。TechCrunchによると、Googleは「App Store」を回避して、Appleが社内でアプリを配布する企業向けに設計したプログラムを利用したという。
GoogleはScreenwise Meterを「iOS」デバイスで無効化すると米国時間1月30日に述べた。
Googleの広報担当者は声明の中で、「iOSアプリのScreenwise MeterはAppleのdeveloper enterprise programの下で運用されるべきではなかった。これは間違いだった。申し訳ない」と述べた。
Facebookも同様のアプリをめぐって、Appleとの間で問題に突き当たった。同社は13~35歳のユーザーに1カ月あたり最大20ドル(約2200円)と紹介料を支払い、「Facebook Research」アプリをダウンロードさせていた。このアプリは市場調査の一環として、ユーザーのスマートフォンやウェブ上の活動情報に、同社がアクセスできるようにするものだった。これを受けAppleは30日、Facebook Researchアプリの「iPhone」ユーザーへの提供をブロックした。
米CNETはGoogleのScreenwise MeterアプリについてAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
AppleはFacebookのアプリについて、同社の「Enterprise Developer Program」を利用して一般利用者にデータを収集するアプリを提供していたとして、同社のポリシーに違反していると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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