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リコー、インクジェット技術でさまざまな形状のリチウムイオン二次電池を製造可能に

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 リコーは1月29日、世界で初めて、インクジェット技術を用いてリチウムイオン二次電池を自由な形状で製造する技術を開発したと発表した。

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 同社は、2018年2月に発表した成長戦略「挑戦」において、プリンティング技術の可能性を追求し、顧客基盤を拡大することを掲げている。40年以上にわたり取り組み続けてきたインクジェット技術は、オフィス印刷向けにとどまらず、今では商用印刷、そして産業印刷など、衣・食・住のさまざまな領域へと展開している。

 また、紙や紙以外へのプリントによる「表示する印刷」にとどまらず、プリンティングにまつわる材料やプロセスなどの技術を組み合わせ、新たな価値を創造する「機能する印刷」にも注力しているという。

 同技術は、機能性材料のデジタル印刷により自由な形状の電池製造を実現することで「機能する印刷」を具現化する取り組みのひとつ。同社は、長年プリンティング領域で培ってきた材料技術とインクジェット技術を生かしたセラミックスの微粒化および、独自分散技術により、インクジェットヘッドから吐出できる低粘度かつ高濃度な電極材料インクの製造を実現。リチウムイオン二次電池に用いられているほとんどの種類の電極材料のインク化に成功している。

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 さらには、電池内で電極の短絡を防ぐ部材であるセパレーターをインクジェットで形成できる技術も同時に開発。これらの電池部材をデジタルデータに従ってインクジェットヘッドから吐出することで、さまざまな形状の電池が製造できるという。

 同社では、同技術により、デザインや性能の多様化が予想されるIoTデバイスやウェアラブルデバイス向けの電池製造に柔軟に対応できるとしており、将来的には、デバイス上に二次電池を直接印刷する実装技術の実現を目指す。

 また、2019年度から、電池メーカーに向けて同技術を用いて製造した電池部材の提供や、同技術によるデジタル製造の提案を開始するという。

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