Facebookは米国時間1月24日、「Moments」を終了すると述べた。利用者が少ないことが理由の1つだという。Momentsは友人とプライベートで写真を共有するためのスタンドアロンアプリだ。2月25日までエクスポート可能で、以降はMomentsを利用できなくなるという。
Momentsは2015年にリリースされた。Facebookに写真を実際にアップロードすることなく、スマートフォンに保存されている写真をFacebookの友達と共有することができる。コンセプトは「Google Photos」に似ており、グループ化した写真などをより簡単に共有できるようにすることだった。
Momentsの製品管理担当ディレクターを務めるRushabh Doshi氏は声明で、「Momentsアプリのサポートを終了する。当初ユーザーが写真を保存する場所としてリリースしたアプリだ」と述べた。「ユーザーが共有する写真が大切なものであることを理解しているので、Facebookアプリ内で思い出を保存する手段を今後も提供していく」(Doshi氏)
Facebookはユーザーに対し、アプリが廃止される前に写真を回収するよう求めている。ユーザーは24日より、Facebookが用意したウェブサイトで、自分の写真をコンピュータやスマートフォンのカメラロールにエクスポートできる。
Momentsの写真をFacebookのアルバムにアップロードすることもできる。このアルバムの写真はデフォルトで他の人には表示されないよう設定される。Facebookは24日、ユーザーに終了を知らせる電子メールの送付を開始するとともに、Momentsアプリでアラートの表示を開始した。
Momentsを終了するのは利用者が少ないためとFacebookは述べたが、ユーザー数について明らかにすることは控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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