Amazonはカウチ、カーペット、椅子、テーブルなど膨大な数の家具やインテリア商品を販売しているが、どの家具が自分のリビングルームに合うかを見極めるのはなかなか困難なことだ。
しかしAmazonはこのたび、ユーザーがバーチャルなリビングルームに家具を配置できるツール「Amazon Showroom」の提供を、特段の発表なく米国で開始した。これにより、オンライン上での家具の購入がより視覚化されたものになった。
Amazon Showroomでは、ユーザーはさまざまな家具を代わる代わる配置し、室内で単体または他の家具と組み合わせてどのような見栄えになるかを確認することができる。ただしショールーム自体のカスタマイズには制限がある。壁や床の色は変更できるが、別の部屋を選択したり、家具の配置を変更したりすることはできない。
とはいえ、数千もの家具を視覚化し、原寸に比例して配置することができる。
Amazonの広報担当者は米CNETに対して以下のように述べた。
Amazon Showroomは、顧客がオンラインで買い物をする際に、家具の購入を視覚化するための新しい方法だ。Amazon Showroomが顧客に提示するバーチャルなリビングルームでは、えりすぐりの装飾品と家具をカスタマイズすることにより、それらの商品を室内に一緒に配置したときの見栄えを視覚的に比較検討することができ、それぞれが部屋のスタイルに合うかや、その他の家具との相性を見極めることができる。その結果、「これらを一緒にするとどんな風に見えるのか」という疑問に答えるべく、写実的なレンダリング画像を提供することができる。このツールは現在、Amazon.comとAmazonアプリのリビングルーム家具のカテゴリで試験的に提供されている。
2017年、Amazonは拡張現実(AR)機能を利用して、ユーザーが自宅に商品を配置した様子をバーチャル上で確認できるようにした。IKEAやWayfairなど他の小売業者も、ARアプリを利用して、オンライン上での家具の購入にさらなる次元を加えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」