ドワンゴ、KADOKAWA、カラー、インクストゥエンター、アソビシステムホールディングスの5社は12月18日、VTuberを起用したモーションキャプチャアニメの制作ならびに、VTuberの開発やマネジメント、プロデュースなどの事業を展開する合弁会社 「株式会社リド」を、12月14日付で設立したと発表した。
リドでは、ドワンゴが持つVR技術やモーションキャプチャ技術と、KADOKAWAが持つIP、カラーが持つアニメ制作技術、インクストゥエンターおよびアソビシステムが持つ音楽クリエイターやアーティストのマネジメント力やプロデュース力、そしてドワンゴを傘下に収めるカドカワグループ全体が持つエンタテインメント事業の総合力や、ネットとリアルのメディアプラットフォームといった、それぞれの強みとノウハウを組み合わせ、VTuberのプロデュースと、バーチャルアニメの企画や制作を行う、2つのビジネスを柱としたVTuber事業に取り組むという。
ちなみに社名のリドは、チェコ語で人間を示すリド(lide)が語源。リドは、現実や仮想を問わず表現する人間を創造する会社を目指すという。
なお、リドが手掛けるバーチャルアニメの第1弾として、2019年1月9日からTOKYO MXにてアニメ「バーチャルさんはみている」を放送する。同アニメでは、ミライアカリ、電脳少女シロ、月ノ美兎、田中ヒメ、鈴木ヒナ、猫宮ひなたをはじめ、“バーチャルグランドマザー小林幸子”など、多種多様な総勢30名超のVTuberが出演する。
作品のアイデア協力としてカラーの庵野秀明氏が関わり、本編中ではミライアカリ、電脳少女シロ、月ノ美兎、田中ヒメ、鈴木ヒナ、猫宮ひなたの6名が新世紀エヴァンゲリオンの制服衣装で登場。主題歌は音楽プロデューサーの中田ヤスタカ氏が楽曲提供。1~6話をキズナアイ、7~12話は出演VTuber6名によるスペシャルユニット「バーチャルリアル」が担当するとしている。
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