すべてが見どころといえるなかでも、筆者が特に印象に残ったところがふたつある。まずひとつは、中盤で披露した「想いよひとつになれ」と、歌唱後に逢田さんが言った感想の言葉。この曲はTVアニメ1期のなかで、東京でひとりピアノコンクールに挑む梨子と、同じ日に行われるラブライブ!予備予選に挑む8人というシチュエーションで流れた挿入歌。1stライブでは、逢田さんが自らピアノを弾き、8人がそれにあわせて歌唱するという形で披露した。
今回、ステージ上にピアノが置かれ、逢田さんもスタンバイをしたため1stライブの再現かと思われたが、メロディが流れるなか逢田さんがピアノ前から離れ8人と合流。初めて9人揃っての披露となった。場内もこの展開に大きく盛り上がり、サクラピンク一色で染まるなかでメンバーが熱唱した。
そして歓声と拍手に包まれるなかで、逢田さんは9人で歌う夢がかなった喜びを語るとともに「楽しいね、この曲」と一言。1日目でも披露していたようで、この日は落ち着いていたからこそ出てきた言葉と推察するが、筆者は1stライブの2日目で起きたハプニングを見ていただけに、この言葉が特に印象的に残った。そしてそれ以上に、9人で円陣を組み、作中でもキーアイテムとなっていたシュシュを付けた右手を掲げるシーンや、9人で歌うステージを見ていると、“アニメを超えた現実”を目の当たりにしているようで、とても興奮したのを覚えている。
そしてもうひとつは、高槻さんが最後の挨拶で話した“夢は声に出していく”ことと、ある宣誓をしたこと。Aqoursがこれまで夢を声に出して叶えてきたことに触れ、ファンにもそのことを呼びかけつつ、お互いに声に出して叶えていくことが“みんなで叶える物語”とまとめていた。
そして高槻さんは「東京ドームに立てたことを奇跡ではなく運命にしたい」と、また戻ってくることを約束したことに加えて、もうひとつ夢を声に出し、その言葉に場内が大きく沸いた。それが「国木田花丸ちゃんと一緒に、Aqoursのセンターで歌います!」。筆者のお気に入りのメンバーが国木田花丸なだけに、その言葉を聞いた時は、TVアニメのなかで花丸がスクールアイドル向いてないといいながら、一歩前に踏み出したときのことを思い返すとともに、センターで歌う姿を見たいと思った次第だ。
■ライブフォト
(C)2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
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