コードネームが明らかになった。長く憶測されているMicrosoftの2画面デバイス「Andromeda」の後継機は、画面がより大型な「Centaurus」となる。(このコードネームは「Windows Central」で知り、筆者自身も情報筋に確認をとった)。
Centaurusは、出荷に至らなかったMicrosoftの2画面タブレット「Courier」からそれほどかけ離れたものではないと考えられている。Centaurusが販売されれば、より軽量で扱いやすい「Windows」が動く折り畳みデバイスとなりそうだ。軽量のWindowsは、「Windows Core OS "Lite"」などとして憶測されているものかもしれないが、Windowsと呼ばれない可能性もある。
(Twitterユーザーの"WalkingCat"によると、CentaurusはWindows Core OSのSKUのコードネームでもあるという。AndromedaはハードウェアとSKU、両方のコードネームであるとされており、この伝統は続いているかもしれないと筆者は推測している)。
筆者の知る情報筋は、Microsoftのこの計画について、まだ非常に流動的だと述べており、筆者もこの件に関して暫定的に話をまとめることになる。CentaurusはAndromedaと同様に、独自のユースケースが模索されているデバイスだ。
Microsoftの経営陣は、「Chromebook」が特に教育市場で同社を脅かすものになると認識している。同社はこれまで、サードパーティーによる低価格のWindows搭載PCやMicrosoftの「Surface Go」タブレットでこの市場に対応してきた。この分野で必要とされているのは、管理しやすく、多用途に利用可能で、簡単にリプレースできる、耐久性の高い低コストのデバイスだ。
2画面で折り畳めるPCは、製造コストが高くなる可能性があり(そのため価格も上がる)、高校までの教育市場で利用するには十分に頑丈ではないかもしれない。Chromebookには見られない、どのような特別なアプリや体験を提供していくのだろうか。
Microsoftは、「OneNote」などで教育分野への対応を進めている。同社は、ペンや対応するディスプレイなどのユースケースを強化しようとしてきた。Centaurusは、こうした機能をすべてSurfaceブランドのデバイスに組み入れようとする手段となるかもしれない。それでも、Microsoftがそのようなデバイスで、価格や管理のしやすさ、耐久性などでChromebooksに対抗できるかどうかは、筆者にはまだわからない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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