Microsoftが折りたたみ可能な新型モバイルデバイスを開発している可能性がある、とのうわさは何カ月も前から流れている。Microsoftが2017年に入って、ヒンジを使用する「Courier」風デザインに関する特許を申請したことで、そうしたうわさは過熱した。先週、さらに再燃したうわさによると、新しい折りたたみ式モバイルデバイスでは、デジタルインクおよびペンが中心的な役割を果たすという。
Microsoftのデザイナーたちはこうしたタイプのデバイスの可能性について、数年前から検討している。それは、Microsoftが2010年代に入ってから公開した未来のビジョンを示すコンセプト動画を見ても明らかだ。彼らはこれまで、電話機能を内蔵する折りたたみ式モバイルデバイスや、曲げたり、折りたたんだりできる柔らかいディスプレイの可能性を検討してきた。
Microsoftが過去に開発したデュアルスクリーンデバイス「Courier」は市場に投入されることは無かった。「Windows RT」を搭載した「Surface Mini」は、発表直前に発売が中止されている。
それでは、今回の「Andromeda」折りたたみ式モバイルデバイス(ひいき目に見ても、おそらく2018年まで登場しないだろう)は、どこが違うのだろうか(さらにややこしいことに、Andromedaはこのうわさのモバイルデバイスの開発コード名であるだけでなく、「Windows 10」の中核部分である「AndromedaOS」の開発コード名でもある。AndromedaOSコードを採用した最初のMicrosoft製デバイスが、折りたたみ式デバイス「Andromeda」になる可能性もある)。
ARMベースの「Snapdragon 835」を搭載するWindows 10デバイスは、2017年中に発売される予定だ。それらのデバイスはバッテリが1日以上持続し、LTEセルラー接続機能を搭載する可能性もあるとのうわさだ。
Windows 10はデジタルインクのサポートや、(「Continue on PC」や今後登場予定の「Cloud Clipboard」機能によって)ファイルやそのほかの文書をモバイルデバイスからPCによりシームレスに移動するオプションを追加し続けている。
そうしたデバイスでは、当然、「OneNote」が中心的な位置を占めるだろう。
折りたたみ式モバイルデバイス上で効果を発揮しそうなMicrosoftのアプリやサービスとしては、まず電子メールとカレンダーが考えられるが、「To-Do」アプリや「Office 365」のさまざまなサービスなど、そのほかにも有力なものがいくつかある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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