セクハラ行為をした著名な幹部をGoogleが守ったと報じられたことを受けて、同社の従業員たちが抗議活動を計画していると、この件に詳しい内部の人物らが語った。
この抗議活動はストライキという形で米国時間11月1日に予定されていると、BuzzFeedが10月29日にこの人物らの話として報じた。この抗議活動には200人以上のエンジニアが参加する見通しだという。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。
この数日前にあたる25日、The New York Times(NYT)がGoogleにおけるセクハラに関する調査記事を掲載していた。この記事によると、「Android」の生みの親とされるAndy Rubin氏について、Googleのある従業員が2013年にホテルの一室でオーラルセックスを強要されたと訴え、Googleがこの訴えを調査したところ、信じるに足るものであることが分かったという。同社はRubin氏に退職を求め、9000万ドル(約101億円)の退職金を支払ったが、退職の発表に際して同氏の問題行動には触れなかったとNYTは伝えている。
この記事を受けてRubin氏はツイートを投稿し、この記事には非常に多くの不正確な情報が含まれていると指摘。「こうした虚偽の主張は(中略)中傷キャンペーンの一部だ」とした。
NYTによる報道を受けて、Googleの最高経営責任者(CEO)であるSundar Pichai氏は従業員宛ての電子メールを送信し、Googleは「安全で多様性のある包括的な職場の提供に極めて真剣に取り組んでいる」と伝えたとされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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