YouTubeは、「Learning」イニシアティブを通じて知識を広める取り組みに2000万ドル(約22億円)を投資する。
YouTubeの最高経営責任者(CEO)を務めるSusan Wojcicki氏は、米国時間10月22日のブログ記事の中で、資金の一部は新たな基金「Learning Fund」に投じると述べた。同基金は、教育に重点を置いた動画のクリエイターや専門家グループを支援するもの。
YouTubeのラーニング担当グローバル責任者、Malik Ducard氏は別のブログ記事で、条件を満たす動画のトピックは、(面接対策や履歴書作成などの)キャリアスキルから(ゲーム開発のプログラミングやJavaScript基礎などの)コンピュータサイエンスまで、かなり広範な領域になると述べた。
「TED-Ed」やHank Green氏とJohn Green氏による「Crash Course」などのチャンネルは、すでに投資資金を確保している。このイニシアティブに参加を希望する人は、オンラインフォームに記入して申し込むことができる。
この取り組みが、経験豊富な動画制作者を対象にしているのは明らかだ。応募者は、チャンネル登録者が2万5000人以上いるYouTubeチャンネルを少なくとも1つ運営している必要があるほか、「マルチセッションコンテンツ」(相互に連携して構成される教育関連動画)に向けた計画を説明しなければならない。
YouTubeはまた、「YouTube Learning」チャンネルを立ち上げた。このチャンネルでは、キャリアスキルを教えるための動画を集めたプレイリストを積極的に配信する。
投資の一部は、「YouTube Originals」の新作制作にも振り分けられる。YouTube Originalsは、広告なしの有料動画配信サービス「YouTube Premium」の会員だけが視聴できるオリジナル作品だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果