「YouTube Kids」は米国時間9月13日、子供がアクセスできる動画やチャンネルを保護者が選択できる新機能を公開した。同日Android版アプリで提供し、iOS版でも近いうちに提供するという。
YouTube Kidsアプリのフィルタは不適切な動画をブロックできていないとThe New York Timesが2017年11月に報じてから、YouTube Kidsは批判にさらされている。ミッキーマウスが血だまりの中にいる動画もあった。
11月下旬、YouTubeは子供たちを不快なコンテンツから守るために、新しい対策を発表した。例えば、コミュニティーガイドラインの適用の厳格化や、未成年者が登場する動画での不適切なコメントのブロックなどだ。今回、ホワイトリスト機能が新たに導入されたことで、保護者は子供たちが同アプリ上で閲覧するコンテンツをより直接的に管理できるようになる。
YouTubeは8歳から12歳の子供向けに、人気のある音楽やゲームの動画などの追加コンテンツを含む新しい体験も発表した。YouTube Kidsはデフォルトで、皆で歌を歌う動画や年齢に適した教育用動画を含む「Younger」(未就学児向け)バージョンに設定されるが、保護者は新しいプロフィールの設定、または既存のプロフィールの更新で「Older」(学齢児童向け)バージョンを選択することができる。Olderバージョンは米国で提供が開始されており、近いうちに世界各国で提供される。
「このアプリの動画を家族で楽しめるものにするため、われわれは懸命に努力しているが、完璧なシステムは存在しない。YoungerバージョンやOlderバージョンを利用中に、保護者が子供に見せたくないコンテンツを見つける可能性は常に存在する。それが起きた場合、保護者の皆さんはその動画をブロックして、当社のチームが精査できるようにフラグを立ててほしい」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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