Appleは新しい音楽を見出そうとしているのかもしれない。音楽分析を手掛ける新興企業AsaiiをAppleが買収したと、Axiosが米国時間10月14日に報じた。
Asaiiは、音楽業界向けツールを開発しており、同社のウェブサイトによると、その「アルゴリズムは、次なるジャスティン・ビーバーを誰よりも先に発掘できる」という。また、音楽の推薦やプレイリスト作成を支援するツールも提供している。
Axiosの匿名情報筋によると、買収金額は1億ドル(約112億円)未満だという。この動きによって、「Apple Music」のおすすめ機能が強化されるとともに、Appleは、それほど有名ではないアーティストや小規模な音楽レーベルとの連携を進めるSpotifyに対抗できる可能性があると、Axiosは報じている。
Appleはコメントを避けた。Asaiiにもコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
Apple MusicとSpotifyは、音楽配信サービスをめぐる競争で主導的な立場にある。Spotifyは配信サービスの利用者数と会員数の両方で今でも最大の規模を誇るが、Apple Musicは米国でリードしている。音楽ライブラリに大きな違いはないので、両社はともに自社サービスを差別化する方法を模索している。Appleは先頃、Apple Musicの「数千曲」に歌詞を表示するためにGeniusと提携した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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