UPDATE Googleが「Pixel Slate」を発表した。Microsoftの「Surface」シリーズによく似ているが、Googleは自社の人工知能(AI)と「Googleアシスタント」、ソフトウェアが差別化要因になると見込んでいるのだろう。
Pixel Slateは2in1コンバーチブル型の「Chromebook」ともいえる。Googleのハードウェア担当シニアバイスプレジデントのRick Osterloh氏が「Pixel 3」「Google Home Hub」と共にPixel Slateを発表した。Googleはニューヨークで開催したイベントで、新たなハードウェアラインアップの概要を説明した。
Pixel Slateに対する筆者の印象は以下の通りだ。
Pixel Slateに関して最も印象的だったのは、その外観がキックスタンドを備えたSurfaceにそっくりであることだ。違いは、Pixel SlateがChromebookとして機能することだ。うわさは正しかった。GoogleがSurfaceチームで働いていた人材を相当数雇ったとみられることを考えると、この違いはそれほど意外なことではないはずだ。
MicrosoftのSurfaceアップデートの後に登場したこの製品は、より大きな注目に値する。Surfaceのデザイン言語が影響を与えたに違いないと筆者は考えている。
Googleの製品管理担当ディレクターのTrond Wuellner氏によると、Pixel Slateは「Chrome OS」の新しい体験であり、片手で作業することが可能だという。機械学習によって、ユーザーの使用状況に基づいてアプリランチャーがカスタマイズされる。「これはタブレットになろうとしているノートPCではなく、実際にはスマートフォンであるタブレットでもない」(Wuellner氏)
Googleは「G Suite」の統合、デスクトップ版の「Chrome」ブラウザ、「Android」アプリの使用を可能にする「Google Play」の統合、再設計されたChrome OSと連携するAIツール群も宣伝した。
Pixel Slateの本体カラーはミッドナイトブルーで、縁が丸みを帯びている。さらに、3000×2000ピクセル(293ppi)のディスプレイ、2基の前面スピーカ、4Gバイト~16GバイトのRAMを備える。左右の側面にそれぞれ1基のUSB-Cポートが配置されている。
「Pixel Slateは、Chrome OSの新たな章が始まったことを告げる製品だ」(Wuellner氏)
オプションのキーボードカバー「Pixel Slate Keyboard」は丸いキーを備えており、タブレットの下側面に接続することができる。
Pixel Slateの価格は599ドル(約6万7700円)から。Pixel Slate Keyboardは199ドル(約2万2500円)、Pixelbook Penは99ドル(約1万1200円)だ。いずれも2018年内に北米などで発売予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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