Microsoftの「Surface」シリーズのノートPCについて、Consumer Reportsは1年ほど前に、否定的な評価を下した。しかし、Consumer Reportsは米国時間9月27日、Surfaceシリーズのほとんど(すべてではない)の製品の評価を「推奨」に戻すと発表した。
Consumer ReportsのシニアリサーチアソシエートであるMartin Lachter氏は声明で、「『Microsoftの信頼性は現在、他のほとんどのノートPCブランドと同等』であるため、同社の製品は推奨できる」とした。
Consumer Reportsの総合スコアは、Consumer Reportsの会員を対象とした調査に基づく、ブランドの信頼性や所有者の満足度などで構成される。総合スコアにブランドの信頼性が組み入れられたのは、2018年が初めてだという。
Consumer Reportsは2017年、「Surface Laptop」に対する「推奨」の評価を外していた。Surface Laptopは2017年夏に発売されており、Consumer Reportsが9万人のユーザーを対象に実施した調査の集計データにはSurface Laptopが含まれていなかったようだ(Consumer Reportsのデータは、2014年~2017年第1四半期頃までの間に発売されたPCが対象で、Surface Laptopは出荷開始前だった)。
しかしConsumer Reportsは、最近発売された「Surface Go」タブレットについては、「推奨」の評価を与えなかった。Surfaceシリーズで「推奨」の評価を受けなかったのはSurface Goのみだ。「Surface Pro」「Surface Laptop」「Surface Book 2」はすべて、「推奨」の評価を得た。
Consumer Reportsは、「Surface Goは、CR(Consumer Reports)の推奨を受けていないが、これはラボ試験に基づくもので、会員の調査データに基づくものではない」と述べた。Consumer ReportsはSurface Goを、2in1ノートPCとして分類している(Surface Laptop、Surface Pro、Surface Book 2も現在、「ノートPC」として評価している)。
Consumer Reportsによると、Surface Goが推奨の評価に満たなかった「主な理由は、性能が他の複数のノートPCで消費者に提供されている水準を下回っており、異なるウィンドウを繰り返し表示するなどのタスクを実行する場合に、遅延が生じる可能性があるため」だという。
Surface Goには、「Pentium Gold」プロセッサが搭載されている。
Microsoftは10月2日にニューヨークで開催するイベントで、Surface LaptopとSurface Proのアップデート版を発表と予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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