Adobe SystemsとMicrosoft、SAPは米国時間9月24日、「Microsoft Ignite」カンファレンスで、企業のデータ活用を支援する「Open Data Initiative」を発表した。
企業が3社の各サービスに蓄積したデータを統合して管理、分析できるようにするもの。企業が自社データからより多くの価値を引き出し、高度な顧客体験をリアルタイムで提供できるようにするという。
Microsoftによると、Open Data Initiativeの中核的な狙いは、データサイロを排除して顧客を単一のビューで把握できるようにすることで、企業がより効果的に自社データを管理し、プライバシーとセキュリティの取り組みを強化できるようにすることだ。組織に散らばるデータを結びつけることで、企業は人工知能(AI)や高度なアナリティクスを利用してリアルタイムの知見を得やすくなるとしている。
3社は共通のデータモデルを通して、「Adobe Experience Cloud」「Adobe Experience Platform」「Microsoft Dynamics 365」「SAP C/4HANA」「S/4HANA」の間の相互運用性を高め、データをやり取りしやすくする。「Microsoft Azure」上で共通のデータレイクサービスを提供することにより、ユーザーは好みの開発ツールとアプリケーションを使って、サービスを構築および展開することができるという。
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