9月19日~9月24日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは9月21日、日本を含む世界各国で、2018年モデル第1弾、iPhone XSシリーズを発売した。2017年モデルのiPhone Xの光景となる5.8インチiPhone XSと、6.5インチとこれまでで最大サイズとなるiPhone XS Maxの2機種が登場した。
また、初めてのデザイン変更を受けたApple Watch Series 4も同日に発売された。拡大され丸みを帯びたケースと、オールスリーのデザインを採用し大きくなったディスプレイ、心電図、転倒検出機能などが追加され、スピーカの大音量化で通話もしやすくなった。
Appleは2017年と同様に、iPhoneの第2弾リリースを用意している。10月21日には749ドル~(日本では8万4800円〜)に価格を抑えた全画面モデル、iPhone XRが控えている。このことから、iPhone XSシリーズは比較的静かな発売を迎えていたようだった。
iPhone XSシリーズは値下げされず、更に高額な大画面モデルを用意し、高価格戦略に進むAppleに対する疑問の声も大きい。そのためか、9月18日に米テレビ番組、Good Morning Americaに出演したTim Cook CEOは、「iPhoneを万人のものにしたい」と語り、大半の人が月額料金と合わせて支払っているため、1日1ドル程度で利用できると高価格を擁護した。
iPhone XSについては、名称の問題もつきまとう。筆者は米国・日本のApple広報に確認し、「iPhone XS」という表記を利用しているが、レビュー用に受け取ったデバイスの箱には「iPhone Xs」と書かれていた。
Appleは公式サイトなどで、四角で囲まれた「S」をブランド表記に使用している。しかしその公式サイトのiPhone XSのページでは、堂々と「iPhone Xs」「iPhone Xs Max」という表記が用いられているのだ。結局、本当の名前は一体何なのだろうか。
写真で見るiPhone XS/XS Max/XR--アップル史上最大のモデルなど3機種の特徴(9/18)iPhone発売直前、直後には、iPhoneを買うのか、どのiPhoneを買うのか、という議論が活発に起きる。iPhone Xを使ってきた筆者としては、iPhone XS Maxの大画面を試してみたい。iPhone XRは、久々のカラフルなiPhoneかつ、性能面でiPhone XSに大きく劣ることがない。そのため、個人的にはiPhone XSとiPhone XRという2つのモデルを用意しようと思っている。色選びは今から悩むところだ。
既にAppleの中では、ホームボタンが過去のものになりつつあるが、やはりその人にとって使いやすいインターフェースは「慣れ親しんだもの」。「ホームボタン・ロス」に悩む人にとって、iPhone 8のA11 Bionicの性能が未だに2018年モデルのAndroidスマートフォンより秀でた部分がある点は、救いとなるはずだ。
論点は画面サイズ、そしてバッテリに収斂しつつある。Appleは2017年の5.8インチに続いて、6.5インチの大型モデルを用意した。さらに、10月には6.1インチ液晶モデルを手に届きやすい価格で提供する。画面が小さいというiPhoneのコンプレックスは、ほぼ解消されたと見てよいだろう。
画面の拡大はバッテリサイズの拡大につながる。またA12 Bionicによって、iPhone Xと比較してiPhone XSは30分、iPhone XS Maxは1時間半長持ちし、iPhone XRは更にインターネット2時間、ワイヤレスビデオ再生1時間長持ちする。バッテリで選ぶならiPhone XR、ということになる。
iPhone XSの魅力はカメラだ。望遠カメラが備わっており、人物以外の被写体を対象としたポートレートモード、あるいはより被写体に近づくマクロ撮影などに対応しやすくなる。そして6.5インチの最大サイズの画面を備えるiPhone XS Maxは、その画面サイズの価値を、よりコンパクトに手に入れられる。
意外なほどに6.5インチモデルが小さく、iPhone 8 Plusと変わらない感覚で利用できる点は驚きだった。ぜひ手に取って、選んでみて欲しい。
私が「iPhone XS」を買わない理由(9/15)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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