2014年にGoogleが買収した英国の人工知能(AI)開発企業であるDeepMindが、3Dゲーム開発環境「Unity」の開発元であるUnity Technologiesと、人工知能(AI)エージェントの研究で提携した。AIエージェントのシミュレーションテスト環境を構築する予定で、ロボティクスや自動運転などの分野の改善につながると期待される。
「AIの困難な問題の解決を目指すDeepMindの研究者に、複雑な仮想環境を作成するソリューションをUnityが提供する。それにより、多様な環境にわたる複雑なタスクを解決するための学習が可能な、アルゴリズムを開発できるようになる」と、Unity Technologiesの機械学習およびAI担当バイスプレジデントを務めるDanny Lange氏は声明で述べた。
ゲームの分野で有名なUnityだが、AIの分野でも存在感を強めている。Unityは2017年に、AIエージェントのトレーニングのための機械学習に従事する開発者と研究者向けのAIツールキット「ML-Agents」を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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