人工知能(AI)プロジェクトに携わる科学者など2400人以上と170を超える団体が、人間に対する殺傷能力を持つロボットを開発しないという誓約に署名した。
この署名は「Lethal Autonomous Weapons Pledge(自律型致死兵器に関する誓約)」というもので、軍事企業や各国政府にAIを装備した殺人ロボットを開発させないことを目的としている。Google傘下のDeepMind創設者であるDemis Hassabis氏や、SpaceXの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏をはじめとして、研究者から実業界のリーダーに至る幅広い人物が賛同人に名を連ねている。
「私たち署名者は、人間の命を奪う判断を決して機械に委ねるべきではないということに賛同する」と誓約にはある。
誓約は次のように続いている。「他の人間が責任を負うべき(あるいは誰の責任でもない)命を奪う判断を、機械に行わせるべきではない」「人間の介入なしに標的を選択し交戦する自律的な兵器は、あらゆる国家と個人を危険なまでに揺るがすものだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス