リコーは9月5日、同社が運営する写真サービス「Keenai」のすべてのサービスを11月30日に終了すると発表した。
Keenaiは、2018年4月にサービスの運営をRICOH INNOVATIONS CORPORATIONから同社へと移管。事業の収益性・拡大性の分析・改善を検討してきたという。しかし、Keenaiサービスの規模、サービスの位置づけ、収益性などのさまざまな観点について、経営資源の管理と経営戦略に照らして検討した結果、サービスの継続が難しいと判断。利用者がKeenaiサーバより写真・動画などのデータをダウンロードするための一定期間を置いたうえで、サービスを停止することを決定した。
サービス終了日以降、Keenaiアカウントの削除処理を行うとしているが、同社がサービスを停止し、アカウントを削除した場合でも、App Store/Google Playにおいては定期購読/定期購入の設定基づき、利用料金が請求される可能性があるという。
そこで、同社ではKeenaiの定期購読/定期購入の自動更新を無効化するよう呼びかけている。
また、Keenai年間購読を契約し、11月30日時点で有効期間満了日が12月1日以降の利用者については、購入した額を上限に返金の対象となる。
有効期間は、マイページよりログインの上「メンバーシップ情報」で確認可能だ。
なお、12月1日以降は、「Keenai」にアップロードしたデータにアクセスができなくなる。また、サービス終了日以降、保存データは順次削除されるため、サービス終了日までにすべてのデータをダウンロードする必要がある。
同社はフル解像度のデータをダウンロードについて、Windows用および、Mac用のデスクトップアプリケーションの利用を推奨している。
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