アップルが9月の恒例イベントで発表しそうな新製品

Justin Jaffe (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2018年08月31日 07時30分

 9月が目前に迫り、われわれは今、Appleの季節に向けて態勢を整えている。

 Appleは、米国時間9月12日にイベントを開催する。新型「iPhone」が最大の目玉になることはほぼ間違いないが、Appleのほかのほぼ全ての製品シリーズも刷新の時期が来ている。

 Appleの計画に関する信憑性の高い最新の報道は、Bloombergからもたらされた。この記事を共同執筆したMark Gurman氏は、Apple関連の記事に関して確かな実績のあるジャーナリストだ。この記事は、これまでのさまざまな報道を補強して詳述する内容になっている。記事によると、Appleは「iPhone X」の基本的なデザイン(ノッチがある大画面、ホームボタンの廃止、「Face ID」)を採用した3種類の新型iPhoneを9月のイベントで発表する見通しであり、新型の「Apple Watch」と「iPad Pro」も準備しているという。

 これらの製品に加えて、「Mac」シリーズの刷新も延び延びになっているが、「MacBook Air」に取って代わるとうわさされている製品などの新製品が9月に発表されるのか、それ以降に発表されるのかは不明である。

 刷新を控えている新しいApple製品がたくさんあるので、米CNETはこれらの製品に関する報道とうわさを全て本記事にまとめることにした。ここで紹介する情報は、特筆しない限り、明確な確認が取れていないものばかりであるため、注意してほしい(Appleが予定されている製品発表についてコメントすることは、めったにない)。この注意事項を踏まえた上で、Appleが備えているとされる新製品とその登場時期について、われわれが耳にしている一連の情報のまとめを読んでいただきたい。

3種類の新型iPhone

 Appleは「iPhone 5」を発表した2012年以来、毎年9月に新型iPhoneを発表している。2014年からは、4.7インチの「標準」モデルと、より高性能のカメラを搭載する5.5インチの「Plus」モデルの2種類の新型モデルを提供するようになった。そして2017年、Appleはそれまでより多い3種類の新型モデルを発表し、自社の慣習を破った。まず「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」を発売し、その数週間後にデザインを大幅に刷新した「iPhone X」を発売した。Appleは2018年、その手法を繰り返して、iPhone Xのデザイン(ホームボタンの廃止と前面のほぼ全てを覆う画面)を採用した3種類の全く新しいモデルを発表するのではないか、というのが大方の予想だ。

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提供:James Martin/CNET

 予想されている3機種の概要は以下の通りだ。

  • 後継モデル:2017年のiPhone Xの後継モデルはおそらくパフォーマンスが強化され、より高性能のデュアルカメラとより長時間持続するバッテリが搭載されるはずだ。有機ELディスプレイのスクリーンサイズは現行の5.8インチと同じ(または、ほぼ同じ)になる可能性が高い。
  • 大型モデル:うわさによると、Appleはより大型の6.5インチのiPhone X(「iPhone X Plus」という名称になるかもしれない)を開発しており、このモデルは3個の背面カメラを搭載し、価格は1100ドル(約12万3000円)以上になる可能性があるという。サムスンのプロフェッショナル向けスマートフォンである「Galaxy Note」シリーズに対抗するため、「Apple Pencil」のサポートが追加される可能性もある。
  • 低価格モデル:3機種の中で最も低価格になると報じられているのは、6.1インチのモデルで、このモデルでは液晶ディスプレイが採用され、背面カメラは1つしか搭載されない可能性があるとされている。そして、このモデルの出荷開始は10月になるかもしれない。

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