Googleの仮想現実(VR)プラットフォーム「Daydream」は、「YouTube」や「Googleストリートビュー」に対応しているが、今回これに「Chrome」が加わった。
Googleは米国時間7月30日、「Android」向け「Chrome」アプリが同社のVRヘッドセット「Daydream View」およびレノボ製のスタンドアロン型ヘッドセット「Mirage Solo」に対応したことを発表した。FacebookのスタンドアロンVRヘッドセット「Oculus Go」やサムスンの「Gear VR」には既にウェブブラウザが組み込まれているので、遅すぎたともいえる動きだ。Googleはこれまでに、Chromeの複数のバージョンによってDaydreamでウェブを閲覧するためのより実験的な方法を用意したことがあるが、今回の新しいスタンドアロンアプリは、未解決だった部分をすべて解決した完全なソリューションとなっているはずだ。
Daydream上のChromeでは、従来のChromeの機能に加えて、動画再生をVR向けに最適化した「シネマモード」などが利用できる。GoogleのYouTubeアプリが最近、サムスンのGear VRに対応したことで(ただしOculus Goには対応していない)、GoogleのVR対応動画は以前よりも視聴しやすくなった。Chromeは、ウェブ上のYouTube以外のVR動画を、Daydreamユーザーにとって少し再生しやすくする効果をもたらすはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス