Googleは、社内で過去1年半、パスワード入力の代わりに小さなキーを採用したことで、ハッキングが減少し、セキュリティが強化されたと自慢している。Googleはこの夏、オリジナルのセキュリティキー「Titan Security Key」をUSB/NFC版とBluetooth版の2種類で販売する予定だ。米CNETのAlfred Ng記者は既に試用している。2017年、私も似たようなセキュリティキー「Token Ring」を使ってみた。こちらはウェブサイトにログインする際に使える指紋認証用の指輪状のウェアラブルデバイスだ。
この夏から秋にかけて、Apple、サムスン、Googleがスマートウォッチの新モデルを発表すると予測されている今、ウェアラブルデバイスを認証ツールにする時が来たと私は言いたい。
Waiting for the rings and the watches https://t.co/8CrY563Mc7
— Scott Stein (@jetscott) 2018年7月25日
リングやスマートウォッチが登場するのを待っている(Scott Stein記者のツイート)
採用して以来、8万5000人以上の従業員のうち1人もフィッシング被害に遭わなかったとGoogleが自慢するセキュリティキーは、Titan Security Keyのテストバージョンだった。私はこの週末、自分でこれを試してみた。(Alfred Ng記者のツイート)
Googleの次期モバイルOS「Android P」にはこれまでより高品質な生体認証セキュリティ機能が搭載される。「Chrome」「Firefox」「Edge」などのウェブブラウザは2018年、パスワードの代わりにセキュリティキー、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートリングも使える2要素認証をサポートした。
「Apple Watch」は既に「Mac」のロック解除に使える。だが、「Touch ID」や「Face ID」をAppleの「iCloud Keychain」にリンクした時とは異なり、「iOS」や「macOS」で横断的にログインに使えるわけではない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」