スマートウォッチ類は、テキストメッセージの受信あるいはモバイルアプリでの認証コード受信という形で既に2要素認証に利用できる。私は自分のスマートウォッチでこの方法を使っている。Googleには「Google認証システム」のコードもある。
だが、私が欲しいのは、もっと基本的で簡単な、スキャンしてスワイプするだけですぐログインできる方法だ。そう、GoogleのTitan Security Keyのようであって、でもキーホルダータイプではないものだ。
Token Ringは私の求める方向に確実に近づいた製品といえる。ただし、私は実際には指輪などはめない。スマートウォッチならどうだろう?
YubiCoのUSBキー「Yubikey」はUSB/NFC接続でGoogleのTitan Security Keyと同じように機能する。YubiCoはBluetooth版の安全性を認めていない。GoogleはもちろんBluetooth版を安全だとしている。スマートウォッチならBluetoothとNFCあるいは他のセンサー類を組み合わせることで、私が欲しいと思っているような役に立つ無線アクセスツールの代わりになるのではないだろうか。
今のところスマートウォッチにはセキュリティ用の指紋認証センサーは搭載されていないが、パスコードは生成できる。Qualcommのチップを搭載する次期「Wear OS」スマートウォッチには新たなセキュリティ機能が搭載されるかもしれない。あるいは、GoogleオリジナルのPixelスマートウォッチにも可能性がある。
今のところまだどうなるかは分からないが、2018年は、ウェアラブルデバイスがもっと便利になるには完璧なタイミングだ。Googleが物理的なキーで成功したのであれば、次は私たちの番なのでは?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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