VRヘッドセットの接続には何本ものケーブルが必要だが、PC向けVR分野の主要企業が参加する新しい業界標準規格によると、単一のUSB Type-C(USB-C)接続で全てをまかなえるようになるという。
米国時間7月17日、新しい接続規格の「VirtualLink」が発表された。現状では複数のUSBケーブルとHDMIケーブルを使って「Oculus Rift」や「HTC Vive」などのヘッドセットをPCに接続する必要があるが、新規格はこれを大幅に改善するとみられる。VirtualLinkは、4つの独立したHBR3 DisplayPortレーン、カメラとセンサ用のUSB3.1チャネル、27ワットの電力をサポートする。
この規格を策定したVirtualLink Consortiumには、NVIDIA、Valve、Oculus、AMD、MicrosoftといったPC向けVR分野の主要なハードウェアメーカーが参加している。この規格は次世代の複合現実プラットフォームにも対応できるだけの強力な性能を備えているようだ。
この規格は単一のUSB-C端子を使用するため、小型のノートPCやPCもサポートできる可能性がある。NVIDIAは発表の際、薄型軽量ノートPCに言及したが、タブレットや小型PC「NUC」も対象になるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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