レノボ、スタンドアロン型VRヘッドセットとデュアル魚眼カメラ

 レノボ・ジャパンは4月24日、従来のVRに比べ「簡単」「リアル」「コンテンツの拡充」をコンセプトとしたスタンドアロン型VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo with Daydream」(Mirage Solo)と3D映像の撮影共有ができる「Lenovo Mirage Camera with Daydream」(Mirage Camera)を発表した。


 

 Mirage Soloは、Googleのインサイドアウト式モーショントラッキング技術であるWorldSenseを採用。内蔵センサカメラで周囲を認識することで、トラッキングポイントを外部に設置することなく、ヘッドセット単体で前後左右に動く、しゃがむ、ジャンプするなどの使用者の動きを6DoF(6Degrees of Freedom)といわれる高い精度で認識できる。

 また、人間の視界に近い110度の視野角と2560×1440の高解像度ディスプレイにより、高い没入感を実現。額や頬の接触部分のクッション材、片手で調整できるストラップ、重心バランスなどにより、装着時のフィット感を追求している。

 直販予定価格は5万1200円(税別)。発売日は、予約販売が4月24日。店頭販売が5月11日。

 なお、Daydream対応のゲームや動画などの豊富なコンテンツに加え、Googleサービスとの優れた連携によりGoogle フォトやYouTube VRコンテンツが簡単に楽しめる。

 同社によると、スタンドアロン型でかつDaydream対応、WorldSense搭載のVRヘッドセットの商品化は世界初だという。

1300万画素のデュアル魚眼カメラ「Mirage Camera」

 Mirage Cameraは、一般的なデジタルカメラやスマートフォンと同じ感覚で簡単に180度の広角映像が撮影できる1300万画素のデュアル魚眼カメラ。左右180度、上下180度の幅広い視野角で、4K高解像度(3840×2160)映像が撮影可能。


 

 ブレの少ない映像を撮るため電子式6軸手ブレ補正機能を搭載した。GoogleのVR動画向けフォーマット「VR180」に対応し、Mirage Soloだけでなく、他社製ヘッドセット、PCやタブレットでも再生が可能。また、VR180は前面180度の映像となるため、従来主流だった360度映像と比べ、高解像度でもデータが軽く転送も容易となる。

 Googleクラウドサービスとの連携により、YouTubeやGoogleフォトへ手軽にアップロードが行え、例えば旅行先から素晴しい景色をシェアする、遠くはなれて暮らす両親に子供の映像を送るなど、SNS感覚でVR180コンテンツが共有できるという。

 直販予定価格は3万5800円(税別)。発売日は、予約販売が4月24日。店頭販売が5月11日。

 同社では、今回発売する2つの製品で、VRの可能性を解き放ち、パーソナルコンピューティングデバイスのひとつとして、さらなる普及に貢献するとしている。

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