Microsoftが米国時間7月12日より、グループチャットプラットフォーム「Microsoft Teams」の無償版を提供開始したと発表した。
Teamsの無償版は、「Office 365」のビジネス版に登録していなくても利用可能だ。また、Microsoftの電子メールアドレスで登録する必要はなく、任意の電子メールアドレスで利用できる。
無償版は40の言語に対応している。Office.com/TeamsFreeより利用を開始できる。
ユーザー数は300人までとなっており、中小企業での利用に適しているようだ。主な機能は、無制限のチャットメッセージと検索、個人、グループ、チーム間の音声およびビデオ通話、10Gバイトのチーム用ファイルストレージと1人あたり2Gバイトの個人用ストレージ、「Office Online」(ウェブ)アプリとの統合などだ。
無償版では提供されない有料版のみの機能には、あらかじめスケジュールを設定した会議、「Microsoft Stream」によるミーティング記録、全ユーザーへの多要素認証の強制、ユーザーやアプリを管理するためのツールなどがある。無償版は、有料版へのアップグレードをユーザーに促す試用サービスとして意図したものであると筆者は考えている。
さらにMicrosoftは、「Microsoft 365」でライブイベントなどを作成できる新機能を発表した。Microsoft によると、これらのライブイベント機能にはAIが搭載されて、スピーカータイムライン機能のほか、音声をテキストにするトランスクリプション、タイムコードとトランスクリプションの検索などの機能を提供するという。
またMicrosoftは同日、「Microsoft Whiteboard」アプリを「Windows 10」を対象に一般提供したことを正式に発表した。Microsoftによると、「iOS」版は「まもなく」提供予定で、ウェブ版は近くプレビュー版が公開予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力