Microsoftは米国時間6月18日、動画ベースのソーシャル学習プラットフォームを手掛けるFlipgridを買収したと発表した。
Microsoftによると、Flipgridは180カ国で2000万人を超える教育関係者、学生、家族を顧客として擁するという。ミネソタ州ミネアポリスを拠点とする同社は、2015年に創設された。
Flipgridは、学生が動画を作成して、「iOS」や「Android」を搭載する端末から一般公開したり、プライベートに共有したりできるサービスを提供している。Microsoftは、Flipgrid買収を発表する中で、MicrosoftやGoogle、さまざまなパートナーエコシステムにわたってFlipgridのプラットフォームや製品が引き続きサポートされるようにすると述べた。Flipgridも公式ブログで買収を発表し、同社サービスはiOS、Android、PCなどで今後も問題なく機能するとしている。
Microsoftは、「Office 365 Education」サービスと同様に、Flipgridを教育機関向けに無料で提供する予定だという(Office 365 Educationは、メールアドレスが認定された教育機関に所属する学生や教師を対象に無料で提供されている)。
Flipgridは現在、教育者1人あたり年間65ドル(約7200円)、1学区あたり年間800ドル(約8万8000円)、1教育機関あたり年間1000ドル(約11万円)で提供されている。期間限定で「Grid」を1つだけ作成できるプランも無料で提供されている。Flipgridからサブスクリプションを購入済みの顧客は、残りの有効期間に応じた払い戻しを受けることになる。
Microsoftは既に、「Stream」という独自の動画生成および共有サービスを保有している。同社によると、StreamはYouTubeに似ているが企業向けだという。
Microsoftは近年、新しいハードウェア、ソフトウェア、サービスによって教育市場のシェア拡大に向けた取り組みを強化している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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