Microsoftは、指や手、腕の動きなどに制約のある人にもゲームを楽しんでもらおうと、ゲーム機「Xbox One」および「Windows 10」搭載PC用の障がい者向けコントローラ「Xbox Adaptive Controller」を開発した。2018年中に「Microsoft Store」限定で発売する予定。販売価格は99.99ドル。
Xbox Adaptive Controllerは、通常のコントローラだとボタンやトリガーを指で操作できなかったり、ある程度以上の時間コントローラを持ち続けられなかったりするような人々の利用を想定したゲーム用コントローラ。一般的に障がいの内容や程度は人それぞれ異なることもあり、スケールメリットがいかせず、大量生産が難しい。そのため、以前からこうした用途のコントローラは存在するものの、高価になりがちで、各人に適したものがなかなか見つからず、自作するには高度な技能が必要で困難だった。
こうした問題を解決し、ゲーム参加へのバリアをなくす目的で、MicrosoftはXbox Adaptive Controllerを開発。テーブルの上に置いて使えるデザインで、手のひらで押せるほど大きな2つあるボタンには、アプリでさまざまな機能を割り当てておける。ジョイスティックやサムスティックのようなデバイスを接続するUSBポートや、多種多様なボタンやトリガーデバイスなどをつなぐ3.5mmジャックなども多数設けた。
さまざまな状況を想定し、拡張性を高め、プラグ・アンド・プレイで導入できるようにしたという。さらに、入手しやすいよう価格も抑えたそうだ。
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