仮想現実(VR)や拡張現実(AR)用のヘッドセットが、筋金入りのゲーマーやハイテク好きユーザー以外の一般消費者に受け入れられるためには、さらなる低価格化と高機能化が必要だ。その観点で、199ドル(約2万1000円)の「Oculus Go」は正しい方向への一歩だった。
Microsoftのヘッドセット「HoloLens」の現行モデルは、3000ドル(約33万円)を超える。開発者や商用アプリケーション向けの製品ではあるが、次世代版の価格はもう少し引き下げられてもおかしくはない。
Qualcommが最近発表した「XR1」プラットフォームを採用すれば実現するかもしれない。同プロセッサが「HoloLens 2」に搭載される予定だと、Engadgetは情報筋の話として報じている。Engadgetによると、HoloLens 2は2019年初頭に登場する可能性があるという。
この新しいチップは、ARとVRをさらに使いやすく、快適で、手頃な価格にすることを特に目的に設計されている。HTCの「Vive」、Vuzix、Meta、Picoなどが既にXR1を搭載するデバイスに取り組んでいるが、いずれも製品はまだ発表していない。
米CNETはMicrosoftとQualcommにコメントを求めたが、返答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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