長年にわたってFacebookのポリシーおよびコミュニケーションの責任者を務めてきたElliot Schrage氏が、同職を辞任するという。
Schrage氏は、最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏と最高執行責任者(COO)Sheryl Sandberg氏の相談役としてFacebookにとどまると同社は述べた。また、後任探しも主導するという。Schrage氏は、自身の今後の予定については明らかにしていない。
「Facebookで10年以上を過ごし、人生の新しい章をスタートさせるときが来たと判断した。驚異的な成長を遂げるテクノロジ企業でポリシーとコミュニケーションを主導するのは喜びだが、それは激務でもあり、ほかのことをする余地はほとんどない」と、Schrage氏はFacebookに投稿した。
Schrage氏の投稿を受けて、Zuckerberg氏は「あなたはFacebookに多大な貢献をしてくれた。最も厳しい試練のいくつかに対処し、当社の最大の機会のいくつかを実現してくれた」と述べた。
現在、Facebookは一般の人々との関係に関して、14年の歴史の中で最も大きな一連の危機に直面している。Schrage氏はそうした状況の中で退職することになる。
2016年の米大統領選においてロシアの干渉を許した問題や8700万人分の個人情報が英政治コンサルタント企業(現在は廃業)のCambridge Analyticaに不正利用された問題で、Facebookは厳しい追及を受けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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