「日本は世界で2番目に寝ていない」--ヘルスケアに特化したスマートウォッチ「Fitbit Versa」

　フィットビットは6月5日、新たなスマートウォッチ「Fitbit Versa」（Versa）と、同時におよび8歳以上のこども向けの活動量計「Fitbit ace」を6月15日から発売開始すると発表した。

　損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が、日本法人企業として初めてFitbit Versaを約300台導入することも併せて発表した。

Fitbit Ace（上段）とFitbit Versa（下段）

　女性のための健康管理機能などの新機能を紹介したほか、会場ではスポーツ協会公認ドクターであり産婦人科専門医の高尾美穂氏と、睡眠コンサルタントの友野なお氏による、女性の健康管理に関するトークセッションが行われた。

米国では4月から販売を開始し、100万台を突破しているという

　また第二部として、作曲家でサイソフォニスト、呼吸研究家でもある宮浦清氏による「音楽呼吸法」の解説と、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏による「短時間で血糖値を下げる！ 食後に行う下肢のリズミカルエクササイズ」の体験エクササイズも行われ、参加した記者らが汗を流した。

ヘルスケアにフォーカスしたスマートウォッチ「Fitbit Versa」

　Fitbit VersaはFitbit OS2.0を搭載したトラッキング機能をもったスマートウォッチだ。4月16日から米国で販売開始しているが、すでに販売台数は100万台を突破しているという。

より軽量かつコンパクトなスマートウォッチとして進化

　24時間365日心拍数計測が可能で、歩数、移動距離、消費カロリー、上った階段、活動時間といったアクティビティの自動記録に加え、浅い眠り、レム睡眠、深い眠りといった睡眠も自動的に記録できる。

　また15種類以上のエクササイズモードや、コーチング機能、自動スマートトラック機能による水泳の記録、運動リマインダー、アラーム機能も備える。新たに女性の生理周期と症状を記録し、デバイス上からいつでも素早くコンディションを確認できるようにもなる。非常に小型で軽量ながら50m防水機能（水泳防水）も備え、バッテリの持続時間は現在約4日間となっている。

デバイス内でコーチングが受けられる

　電話の着信を含むスマートフォンからの通知機能ももち、Android版は簡易的なメッセージの返信機能も実装予定。多彩なウォッチフェイスも用意されており、アプリ側からいつでも変更できる。

　900を超える独自のアプリのインストールが可能で、決済機能を持つほか（日本未対応）、デバイス上に300曲を超える音楽を保持できる。Deezer Musicとも提携しており、5300万曲もダウンロードできる。

さまざまな機能をアプリとして追加、利用できる

　すでに発売されているスマートウォッチ「Ionic」と基本的な機能や操作性に変わりはないが、GPS機能は内蔵しない。

Ionic（左）に比べてVersa（右）はかなりすっきりした印象になった

　発売は6月15日からで、カラーバリエーションはブラック、グレー、ピーチの3色（いずれもアルミケース）で、希望小売価格は2万8490円（税込）。Fitbit Versaスペシャルエディションとしてチャコール・ウーブン（グラファイトのアルミケース）、ラベンダー・ウーブン（ローズゴールドのアルミケース）の2種類も用意され、それぞれブラックのクラシックバンドが付いて参考小売価格は3万1320円（税込）。

　ビックカメラ、ヨドバシカメラ、上新電機、ケーズデンキ、エディオン、ノジマ、東急ハンズ、ロフト、バーニーズニューヨーク、X’tyle vison（ゼビオ)、ソースネクストで購入可能となる。

　バンドの交換も可能で、アクセサリーバンドは4104円（税込）から1万1824円（税込）での販売を予定している。

バンド交換も簡単