「Fitbit Ace」は8歳以上の子供向けのトラッカーで、WHOが推奨している子どもの運動時間や睡眠をサポートし、子どもが楽しみながら運動することに役立てられるという。
形状はFitbit Altaに非常によく似ており、歩数、アクティブな時間や睡眠を自動記録するほか、運動リマインダー機能を備える。耐水仕様で、バッテリ持続時間は約5日間。文字盤は子供向けのものが10種類用意用意され、活動量や達成レベルなどさまざまなデータを表示する。保護者は家族アカウントを作成することで、子供のプライバシーに配慮しながら、子どもの活動や友達とのつながりを管理できる。
発売は6月15日から、カラーバリエーションはエレクトリックブルー、パワーパープルの2色展開で、価格は1万1340円(税込)となっている。
今回の発表の中で、特にフォーカスされたのが女性のための健康管理機能だ。Fitbitアプリと今回発表されたVersa、およびすでに発売済みのIonicで利用できる。こちらもすでに米国でリリース済みだが、利用者はすでに240万人を超えているという。
13歳以上のフィットビットアプリの全女性ユーザーが対象で、女性の生理期間、症状、その他の情報を記録することで、活動や睡身のデータを1カ所で管理でき、女性が包括的に自分のコンディションを管理できるようになるというもの。次の月経や排卵のタイミングを予測し、自分が今どのような周期段階にあるのかをアプリやデバイスを通じて一目で確認できるようになるとしている。
フィットビットによれは、女性の80%が生理周期に段階があることを知らず、70%以上が自分の生理周期を正しく把握していないなど、女性の健康状態への関心の低さ(知識のなさ)が明らかになっているという。
そこで女性の心身に大きな影響を及ぼす生理周期を把握し、正しい知識を得ることで、健康管理に役立てようという目的がある。
フィットビット 副社長兼アジア太平洋地域事業部長のスティーブ・モーリー氏は、「世界中の人々をより健康に、というフィットビットのミッションは11年前から変わっていない」という。
現在は幅広いデバイス数と価格帯という品揃えで、現在世界86カ国で販売。販売総数は7800万台、アプリのダウンロード数は米国でNo.1を誇るなど、同社が世界No.1のウェアラブルブランドであると紹介した。
同時に、世界最大のフィットネス専門SNSとしても大きく成長しており、2500万を超えるアクティブユーザーにより、活発な投稿とコミュニケーションが行われているとした。
今後同社はフィットネスだけでなく、生活習慣を変える、糖尿病、心臓病、睡眠時無呼吸症、メンタルヘルスなどのウェルネス、ヘルスケア分野における新たなユーザの開拓にフォーカスしていくという。
そして、現在ウェアラブルデバイスのカテゴリを大きく牽引しているのがスマートウォッチであり、「スマートウォッチ分野参入においてFitbit Versaが重要な役割を果たす」と意気込む。また、日本市場についても、現在急速に成長している重要な市場であると説明した。
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