ASUSは台北で開催中のComputexで現地時間6月5日、未来に対する同社のビジョンとしてデュアルスクリーンノートPC「Project Precog」を発表した。
そう、私たちが向かう未来に「キーボード」は不要だ。
「ベーパーウェアではなくリアルなものを開発するつもりだ」とASUSのグローバルPCおよびスマートフォン担当マーケティングシニアディレクターを務めるMarcel Campos氏は、2019年に発売予定のこのコンセプトノートPCの発表に先立ち述べた。
ASUSはこのノートPCを、人工知能(AI)を活用する「Force for Good」(善を促進する力)にしたいと考えている。具体的に何ができるかというと、2つの画面は、ユーザーがノートPCをどのように使いたいのかを予測することができる。マウスやキーボードが周辺に存在することを把握し、存在しなければ仮想のマウスやキーボードを提供する。ユーザーの指がノートPC上のどこにあるかを認識し、それに応じて仮想キーボードの位置をずらすことさえ可能だ。
もちろん、顔認証と音声認識の機能も備える。
また、通常のノートPCとしての「スタンドモード」のほか、「ブックモード」「テントモード」「フラットモード」で使えるように最適化されている。クリエイティブな作業向けにスタイラスにも対応する。ビジネス向けの機能としては、ミーティングの時間を予測してバッテリを適切に節約することを時間とともに学習し、バッテリ切れにならないようにする。
要するに、とても賢いノートPCなのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス