ASUSはバルセロナで開催中のMobile World Congressで現地時間2月27日、新型「ZenFone 5」と「ZenFone 5Z」を発表した。これらがAppleの「iPhone X」にそっくりだというのは、逃れようのない事実だ。画面の上には「ノッチ」(切り欠き)があり、エッジは金属製の曲面デザインで、背面に縦に並んだデュアルカメラの位置には驚くほど見覚えがある。
非常によく似ている。問題は、それが本当に気になるのかということだ。
ZenFone 5Zの価格は、英国で約423ポンド(約6万3000円)とiPhone Xの半分にも満たない。しかもZenFone シリーズの最上位モデルであり、Qualcommの「Snapdragon 845」プロセッサ、最大8GバイトのRAM、最大256Gバイトのストレージを装備する。標準モデルのZenFone 5は、外観は全く同じだがプロセッサの性能がそれよりも低い。価格はさらに低いとのことだが、具体的な価格をASUSはまだ発表していない。
素晴らしい性能を備えた低価格スマートフォンというわけだ。ASUSの最高経営責任者(CEO)であるJerry Shen氏は、「当社の価格は、果物の名称を冠したあの会社と比べて(中略)より万人に歓迎されるものになるだろう」と語った。
プロセッサ以外の仕様は、ZenFone 5とZenFone 5Zで共通で、6.2インチのディスプレイ、細いベゼル、高速充電可能な3300mAhのバッテリ、標準および広角対応のデュアルカメラなどがある。装備されていないのは、ワイヤレス充電機能と耐水性で、iPhone Xにはその2つが装備されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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