YouTubeは、同社のサブスクリプションサービスを再編成し、「YouTube Music」を月額9.99ドル(約1100円)の会員制サービスとして新たに提供開始する。また、広告なしの有料動画配信サービス「YouTube Red」を「YouTube Premium」と改称し、月額11.99ドル(約1300円)で提供する。
さらに、「Google Play Music」は、今後徐々に提供を終了する可能性があるようだ。同社は今週、今後1カ月のうちに2つのサービスの差をなくす考えだと説明していた。Google Play Musicの会員が、クラウドベースのMP3ストレージなどの慣れ親しんだ機能を失うことはない。
新しいYouTube Musicは、月額9.99ドルというサブスクリプション配信サービスの標準的な価格を維持する。YouTube Musicに、オリジナルコンテンツや、広告なしの視聴など、現在のYouTube Redの機能が追加されたYouTube Premiumは、月額11.99ドルで、既にMusicサービスも利用できるようになっているYouTube Redよりも2ドル高い。
YouTube Redの会員(そして、米国時間5月22日にYouTube Musicが提供開始される前にYouTube Redに加入しているすべてのユーザー)は、月額9.99ドルのままYouTube Premiumを利用できる。
5月16日に公開されたブログ記事によると、月額料金を支払っていないユーザーも、無料で新しいYouTube Musicを広告付きで利用できるという。YouTube Premiumでは、他のアプリを使用している間にバックグラウンドで音楽を流したり、オフラインで聴くために音楽をダウンロードするといったすべての機能を、広告なしで利用することができる。
YouTubeは、新しいYouTube Musicアプリで、音楽配信サービスに再挑戦する。22日に、米国、韓国、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドでリリースされ、数週間のうちにさらに14カ国で提供を開始する。
YouTube Musicの製品責任者を務めるT. Jay Fowler氏は、YouTubeのすべてのアカウント履歴に基づいて「非常にパーソナライズされている」と同サービスを表現し、「ユーザーが真に望むものを再生したいと考えている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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