AG:もっともなポイントを指摘されると、怒る気にはなれない。そのとおりだ。両方ともまだ単純で、できることは似たり寄ったりだ。GoogleとAmazonのいずれかがアシスタントの新機能を発表すると、すぐにもう一方も同じような機能を発表すると思うし。
確かにAlexaには多くのスキルがあるが、Googleにもスキルと同様の機能、「アクション」がある。ただ、アクションはスキルと同じ方法では提供されていない。アクションはスキルに、数では追いつきつつある。それに、それだけスキルがあっても実際に君はいくつ使っているのかな?
RC:渋滞中に愛車のAlexaアダプターを使って「Deal or No Deal」のような音声ゲームで遊ぶのが好きだ。だから、少なくとも1つはいつも使っているスキルがあるし、この例はAlexaのハードウェアの強みを示してもいる。つまり、Amazon製のバラエティに富んだAlexa搭載スピーカーに加えて、100以上のサードパーティー製Alexaデバイスがあるのだ。そのおかげで、AlexaにはGoogleアシスタントより家庭に持ち込むための多様な方法がある。
AG:それには同意する。Amazonには多数のハードウェアがあり、Googleはいつも追いつこうとしているようだ。だが、Googleは実際に追いつきつつある。1月に開催されたCES 2018では、Googleアシスタント搭載の煙探知機やアラーム時計など、多くの製品が展示されていた。それに、Googleアシスタントはほとんどの最近のAndroidスマートフォンに搭載されているから、搭載ハードウェアの台数で見れば、Googleは優位だ。多様性という意味では、Alexaが上だが、Googleは多様性でも追いつきつつある。
RC:モバイルにおけるGoogleの優位性は否定できない。だが、それはまた、音声活用の未来についてのGoogleのビジョンを、少なくとも部分的にスマートフォンにしばりつけている。一方Amazonはスマートフォンの販売について心配する必要がない。だからAlexaのエコシステムはスマートフォンとはほとんど無関係だ。私の家にはそのアプローチが合っている。だが、それが誰にとっても正しいとは言わない。
AG:賛成だ。結局、自分に合うアシスタント選びのポイントは、今のところ好みと機能だ。今の段階ではGoogleアシスタントの方が賢いだろうが、Alexaにも長所がある。それに、両方ともほとんどの質問に答えてくれるし、期待以上に助けてくれる。
アシスタントを選ぶための質問リストのようなものがあるといい。とにかく、Google I/OはGoogleアシスタントの多くの新機能が披露され、印象深いものとなった。もしDuplexの会話を実際に聞いていないなら、この動画を見てほしい。
筆者はGoogleアシスタントとAlexaの対戦を本当に楽しんでいる。AmazonがGoogle I/Oで発表されたAI機能にどう対抗するのか見るのが待ちきれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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