Googleは今週、驚くほどに人間らしく聞こえる人工知能(AI)音声技術「Google Duplex」を発表した。現時点では、主に電話で予約をとることに使われる見込みだ。
この発表をきっかけに、本物の人間そっくりに話すAIが相手に自分の正体を明かすべきか、またどのように明かすべきかについて、多くの議論が巻き起こった。Googleは以前、話している相手がボットであることを人々が分かるようにしたいと述べていた。
Googleは米国時間5月10日、Google Duplexに情報開示機能を搭載しようとしていることを明らかにした。
「Google Duplexをめぐる議論を理解し、尊重している。最初から述べてきたように、技術の透明性は重要だ」とGoogleの広報担当者は声明で述べ、「この機能(Google Duplex)は開示機能を組み込んで設計を進めており、システムの正体を必ず適切に伝えるようにする。Google I/Oで公開したのは初期の技術デモであり、製品化を進める中でフィードバックを採り入れていきたい」とした。
Googleのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるYossi Matias氏は先週、米CNETの取材に対して次のように語った。「実験を進めながら、どういう形でこういったやりとりをするか、よく考える必要がある。透明性を保って行うことが正しいと考えている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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