シャープは5月8日、スマートフォン「AQUOS R2」と「AQUOS sense plus」を発表した。AQUOS R2は、今後発表が予定されている各キャリアの夏モデルとして登場予定で、AQUOS sense plusは、AQUOSで初となるSIMフリー専用モデルとして夏に発売する。
AQUOS R2は、2017年に発売した「AQUOS R」に続くフラッグシップスマートフォンで、通信事業本部 パーソナル通信事業部 事業部長の小林繁氏は「2018年はスーパーフラッグシップ。渾身の第二弾」と意気込む。
「動画用」と「静止画用」の2つのアウトカメラを搭載し、動画と静止画を独立して同時に撮影できるのが特長だ。シャープによれば、この機能は世界で初という。
小林氏は、「写真と動画のどちらで撮るか迷うことがあると思う。また、なぜか動画はイメージ通りに撮れないと思ったこともあるのではないか。写真と動画のカメラは似て非なるもの。写真で最も大事なのは精細感で、撮りたい被写体をクッキリはっきり残すこと。動画は臨場感が重要で、その映像に見返したときに時空に入り込むような映像を残すことが大切」と説明する。
動画と写真にはそれぞれ適したカメラがあり、画角は写真は寄れる広角で、動画は超広角が最適という。手ぶれ補正も、タッチブレが多くなる写真は光学式手ぶれ補正、パンブレが多い動画は、電子式手ぶれ補正が最適だという。また、背景ぼけが重要になる写真と、手前から奥までくっきり映すほうがいい動画とは、最適なフォーカス動作や被写体深度も異なると語った。
今回のAQUOS R2では、画角135度の超広角な動画用カメラ「ドラマティックワイドカメラ」と、約2260万画素の高精細な静止画用カメラを搭載。手ブレ補正やフォーカス機能などをそれぞれに最適化することで、被写体が動いてもピントが合った迫力ある映像と、鮮明で美しい写真を同時に撮影できるとしている。
また、AI(人工知能)が動画撮影中に被写体や構図を分析。子どもの笑顔の瞬間やペットがカメラを向いた様子をとらえて自動的に撮影する機能も備える。
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