動画と写真撮影を両立--シャープ、フラッグシップ「AQUOS R2」とSIMフリー「sense plus」 - (page 2)

縦に3mm、5.3インチから6インチモデルへ

 ディスプレイは、約6.0インチの大画面 WQHD+(3040×1440画素)の「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」を搭載。2017年のAQUOS Rと比較して画面サイズは13%アップ、解像度は18%アップし、より迫力ある映像表示となめらかな操作性を実現したという。

AQUOS Rよりも縦に3mm伸びただけだが、5.3インチから6インチモデルへと大きく変わった
AQUOS Rよりも縦に3mm伸びただけだが、5.3インチから6インチモデルへと大きく変わった

 加えて、スマートフォンとして初めて、最先端のHDR映像方式の「Dolby Vision」と立体音響技術の「Dolby Atmos」を採用。さらには次世代オーディオコーデック「Dolby AC-4(ドルビーAC-4)」に対応し、シーンにあわせたリアルな映像と迫力のサウンドが楽しめる。Dolby VisionとDolby Atmosに対応する映像配信サービスは、「COCORO VIDEO」と「ひかりTV」を予定している。

 発表会にはドルビージャパン 代表取締役社長の大沢幸弘氏が登壇し、「ドルビーAC-4とDolby Vision、Dolby Atmosに対応した世界初の端末。モバイルのエンターテインメントはここから大きく変わっていく記念日になると思う」とコメントした。

AQUOS史上最高のディスプレイと説明
AQUOS史上最高のディスプレイと説明

 チップセットはQualcomm SDM 845を採用。CPUは30%高速になり、GPUも30%性能がアップ。AI処理も約3倍になったとし、「現時点で考えられる最高レベルの処理性能」と説明する。

現時点で最高レベルの処理性能を誇る
現時点で最高レベルの処理性能を誇る

 一方で、課題となる放熱性能も強化しており、独自の放熱設計と温度センシングサーモマネジメントシステムを採用。従来のAQUOS Rと比較して「放熱性は約2倍、最高性能、クロックを維持できる時間は約7倍。より長い時間、完全な状態を楽しめる」とした。

放熱性能もアップ
放熱性能もアップ

 AIを搭載した音声アシスタントemopa( エモパー)も強化しており、8.0へと進化。「一般的なAIと違って話しかけなくてもいいのが特長」とし、よく使用している通勤・通学経路をAIが自動解析して、電車の遅延情報や天気などを知らせる機能を持つ。小林氏は、「あらゆる面で全方位で進化した」と自信を見せた。

emopa(エモパー)も8.0へ
emopa(エモパー)も8.0へ

AQUOS初のSIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」

 AQUOS sense plusは、縦横比18対9の約5.5インチ フルHD+(2160×1080画素)のIGZO液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンだ。

AQUOS sense plusのスペック
AQUOS sense plusのスペック

 液晶テレビ「AQUOS」で培った高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」に加え、デジタルシネマの標準規格に対応した高い色再現性により、リアルで色鮮やかな映像を映し出すとしている。また、約1640万画素の高精細カメラを搭載。高速フォーカスにより、すばやく被写体をとらえられるという。

 さらに、Qualcomm Snapdragon 630の採用と独自のチューニングにより、アプリの起動やウェブページの表示などを快適に操作可能。防水性能(IPX5/IPX8)やおサイフケータイなど、日本ではニーズの高い基本性能も充実している。

 現在、MVNO向けに提供しているAQUOS sense lightが好評だという。その状況を鑑み、新たな選択肢として提供するのがこのSIMフリーモデルだ。「AQUOS sense lightで好評を得ている機能を磨き込んで、あと一歩を加えたモデル」(小林氏)という。

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