CNET Japan Ad Special : 太田百合子
AQUOS Rという新ブランドでシャープが打ち出したオリジナリティは、「人に寄り添うスマートフォン」というもの。すでにご存じのように同社はいま、人に寄り添うIoT企業を目指し、AIとIoTを掛け合わせた「AIoT」のプラットフォームをさまざまな家電、スマートホーム製品に展開している。その中心となっているのが、「ココロエンジン」と呼ばれる人工知能を備えた製品群だ。AQUOS Rに搭載されている「エモパー」もそのひとつ。
エモパーは2014年以降、バージョンアップを重ねながら、シャープ製のスマートフォンに搭載されてきた。シャープによれば、今では約60万人が利用し高い満足度を得ているとのこと。筆者の周りでも「もはや手放せない存在」と語る愛用者がいるほどだ。一般にスマートフォンで人工知能といえば、必要なときにユーザーが音声で命令し、それに対してスマホが応えるというものをイメージしがちだが、エモパーはその逆だ。
どちらかというと常に側にいてユーザーの趣味趣向や行動を学習し、必要だと思われる情報を必要なタイミングで、スマホの方から語りかけてくれる存在だ。愛用者によれば、つかず離れず自分を見守ってくれているような、その距離感がなんとも心地良いのだという。
AQUOS Rではこのエモパーに加えて、au、ソフトバンクで同梱される充電用クレードル「ロボクル」を利用しているときには、インカメラで人のいる方向を検知して、検知した方向に回転し画面を向ける動作も追加されている。
話しかける際にエモーショナルな光を放ったりユーザーを探したりする動作によって、エモパーにより親しみを感じられるよう工夫しているわけだ。
実際にロボクルを使ってみると、スマホがこちらを向くというただそれだけの動作ながら、エモパーが自分に向かって語りかけてくれているような感覚になる。ロボクルがない場合には、端末を置いたタイミングで話しをし、ロボクルを使っているときは、エモパーがベストなタイミングで話してくれるようになる。
たとえば、今急上昇しているワードや出発のあいさつ、今日のスケジュールやおすすめのテレビ番組といった自分にあわせた情報を教えてくれるのだ。メールの通知なども、こちらに向かって語りかけられると気づきやすい。なお、インカメラで人が見つからなかった場合は、当然話しをしないので、聞き逃す心配もない。
こちらから「ハロー、エモパー」と呼びかけたときに、きょろきょろと探す姿にも愛着がわく。ただスマホに命令しているのではなく、まるでロボットに向かって話しているような印象なのだ。