Kaizen Platformは5月9日、クラウド上にマーケティングチームを構築できるサービス「KAIZEN TEAM for X」をリリースしたと発表した。すでに30社超への提供を開始しており、2018年の年末までに100社への提供を目指す。
同社では、ウェブサービスやUIを改善するためのプラットフォーム「Kaizen Platform」、動画広告改善の「Kaizen Ad」を提供し、これまでに2万回以上の改善プロジェクトを実施してきた実績を持つ。
当初は、A/Bテストを実施するためのプロフェッショナルネットワークだったが、事業の改善を深く支援する中で、データを分析するアナリストや、分析した情報を元にプロジェクトのプランニングを実施するテストプランナー、実際のデザインのディレクションやテスト運用を実行するディレクター、技術的な支援を行うカスタマーサクセスエンジニア、それらのプロジェクト全体の進行管理プロジェクトマネジャーなど、さまざまなインターネットマーケティング人材が必要になり、世界40カ国8500人以上へネットワークを拡大しているという。
同社はこのネット専門人材ネットワークを活用し、サイトの改善のすべてを請負うサービスを2017年7月より開始。数十社のサイト改善プロジェクトを遂行しながらR&Dを行い、リモートかつ非同期で、マーケティング活動を実施できる基盤を整えてきた。そして今回、新たにこの人材ネットワークを活用し、集客からサイトでのCVRやLTVを高めていくためのマーケティングチームをクラウド上に構築。顧客へインソースして提供するサービスとして、KAIZEN TEAM for Xを開始した。
KAIZEN TEAM for Xでは、広告クリエイティブチームとして提供する「KAIZEN TEAM for Ads」と、サイトの改善によるCVRやLTV向上までの分析者やプランナー、グロースハッカー、QAチームまでを丸ごと提供する「KAIZEN TEAM for CRO」の2つのサービスを用意。
さらには、改善すべきページの特定に特化したアクセス解析ツール「Site Analytics」(5月中旬頃より公開予定)、実施中の全テスト状況を一覧で確認できる「Round Monitor」、これまでに実施してきた施策を横断で振り返る時に効果的な「Experience portfolio」、改善活動を通じてトータルでどれくらいの成果が出ているかを可視化する「Lift Report」などを提供するとしている。
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