ローソンは4月11日、東京都内の3店舗にて、スマートフォンアプリを使用したセルフ決済サービス「ローソンスマホペイ」の実証実験を、4月23日~5月31日までの期間限定で開始すると発表した。
ローソンスマホペイは、商品バーコードを専用のスマートフォンアプリ(ローソンIDの登録が必要)で読み取り、店内のどこでも決済できるサービス。退店時にスマホに表示されたQRコードを店頭の専用読み取り機にかざすことで決済完了を確認。電子レシートを表示する。これにより、来店客のレジ混雑時の会計のストレス軽減と、店舗従業員のレジ対応にかかる業務の軽減や生産性向上を目指す。
対象店舗は、ローソン晴海トリトンスクエア店、ローソン大井店、ローソンゲートシティ大崎店の3店舗。日中の時間帯はローソンスマホペイと有人レジを併用し、レジの混雑緩和を目的とした実証実験を実施するほか、深夜で来客の少ない1時〜4時に限り、従業員のレジ作業を軽減を目的にレジ無人化の実証実験を実施。利用状況などを検証し、2018年度下期以降に全国の来店客ニーズのある店舗への導入を検討する。
同社は、2018年を「デジタル元年」と位置付け、来店客の利便性向上と店舗オペレーションの負荷軽減を推進。これまでに、AIを活用したセミオート発注システムやタブレットによるワークスケジュール管理を導入。さらに、完全自動セルフレジ機の「レジロボ」の実証実験など、IT技術を活用した生産性向上を推進。また、国内外のIT技術を結集した「ローソンイノベーションラボ」を開設し、店舗での実用化に向けた実験を進めている。
同社は今後も、IT技術を活用した買い物体験の利便性向上と店舗オペレーションの生産性向上を目指すとしている。
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