General Motors(GM)は、ハンドルもペダルも搭載しない自動運転車「Cruise AV」を2019年に市販する計画の実現に向け、米ミシガン州にある2つの工場で量産を開始すると発表した。これにともない、両工場に対して総額1億ドル(約106億円)以上の投資を実施する。
量産するCruise AVは、GMとして第4世代の自動運転車で、量産が可能な初めてのモデル。ドライバーを必要としない完全な自動運転車であり、ハンドル、アクセルやブレーキのペダル、手動操作用の仕組みが用意されていない。また、電気自動車(EV)なので、走行時に排気ガスを出さない。
対象となる工場は、いずれもミシガン州にあるオリオンタウンシップ工場とブラウンズタウン工場。特に後者では、LIDAR(ライダー)やカメラ、各種センサなどを搭載する、Cruise AVの屋根部分の生産を担当する。
なお、オリオンタウンシップ工場では2017年1月より自動運転対応Cruiseの試験車両200台以上を生産した実績があるという。
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