Googleのグループ向けメッセージアプリ「Hangouts Chat」はこれまで、アーリーアダプタープログラムに参加するユーザーのみに提供されていた。Googleは米国時間2月28日より、希望するすべての法人顧客にこれを提供開始する。
Hangouts Chatでは、同僚などの任意のユーザーグループが、専用チャットルーム内で互いにメッセージをやり取りすることができる。ファイル、写真、動画の共有も可能だ。メッセージは非公開にできるほか、さまざまなグループ間で共有することもできる。
「Chatは、ダイレクトメッセージやグループでの会話などの機能によって、チームが簡単かつ効率的にコラボレーションできるように支援するものだ」と、「Googleドライブ」の製品管理担当ディレクターを務めるScott Johnston氏は米国時間2月28日付けのブログ記事で述べた。「プロジェクトの経過をスレッド式の会話とともに収容する専用の仮想ルームによって、Chatは、作業の進捗確認と追跡管理を簡素化する」(Johnston氏)
そうした機能はどこかで聞いたことがあるかもしれない。「Slack」「Microsoft Teams」「Dropbox」など、仕事のミーティングやコラボレーションの利便化を目的とする似たようなサービスが、他にも既に多数存在するからだ。
Hangouts Chatは、Googleの「G Suite」(同社が企業を対象に有料で提供するクラウドベースの生産性およびコラボレーションプラットフォーム) に含まれているため、「カレンダー」「ドライブ」「ドキュメント」といった他のGoogleアプリと密に連携している。
Hangouts Chatの使用を希望するユーザーは、G Suiteに登録する必要がある。Hangouts Chatは、「Windows」「macOS」デスクトップおよび「iOS」版と「Android」版のアプリで利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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