ドコモのベンチャー投資は第3段階へ--5つの協創分野も紹介 - (page 3)

ドコモの会員基盤がデジタルマーケティングも支援

 その他、マーケティングやコンテンツにフォーカスしたセッションもあった。まず、ドコモが運営するポイントサービス「dポイント」や、会員サービス「dアカウント」を支えている会員基盤「docomo DMP」において、ユーザーのdポイントの利用動向、利用者・未利用者の商圏、価値・判断基準といった「マーケティング支援アセット」を用意していることを解説。



ドコモの会員基盤を利用することでさまざまなマーケティング活動に応用できるとする

 これを利用することで、たとえば店舗側でもっているデータと連携して、過去に買い物をしたことのあるdポイントカードユーザーに特典を付与して来店を促進したり、リアルタイムで店舗周辺にいるユーザーを抽出して特典を付与したりといった効果的なマーケティング施策を行える。これにベンチャー企業がもつ多様なデータやAI技術、販促・広告用ソリューションなどを組み合わせることで、さまざまなニーズに対応可能なソリューションを提供できるようになるとし、パートナーとしての参加を呼びかけた。



会員に向けて来店を促す効果的な施策を実現できる

 スマートフォン向けサイト・サービスとして運営している「dメニュー」と「マイマガジン」についても詳しく紹介した。dメニューは現在MAU(月間アクティブ利用者数)が5700万、月間PVが30億を超え、ニュースコンテンツのマイマガジンは同500万MAU、10億PVを誇る。すでに20社のメディアパートナーと協業しているが、記事がdメニューのトップページに表示されると、1日当たり約1万ほどのアクセス(コンテンツ提供元への誘導)を見込めることから、ユニークなオリジナル記事を配信しているメディアにパートナーとしてぜひ参加してほしいと訴えた。


膨大なアクセスとアクティブユーザーを抱える同社のオウンドメディア

世間の話題とは少し異なるニュースが注目されがちで、「ユーザー層が一般とは少し違う」とのこと

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