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HomePodの発売、バグ撲滅に本腰を入れるアップル--Appleニュース一気読み

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 2月13日〜2月19日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

 Appleが2月9日に発売した新製品「HomePod」のレビューが掲載されている。HomePodは349ドルで発売されたホームスピーカで、Siriに命じることでApple Musicをスタンドアロンで再生できる。

 内部には7つのツィータと1つの巨大なウーハが備わり、A8プロセッサとモーションセンサ、6つのマイクを用いてその部屋に最適な設定を自動的に行う仕組みを備えている。設定画面も簡素で、とにかく電源プラグを差し込んでiPhoneで数タップすればすぐに使えるようになる。

 音質について非常に高い満足度が伝わる一方で、搭載している音声アシスタントSiriについては低い評価だ。スマートホーム連携の完璧さと裏腹に、音声アシスタントとしての汎用性についてAmazon Echo、Google Homeといった競合製品との間にまだ差がある。

 ただ、AppleはiPhoneユーザーかつApple Musicを前提とした製品で、A8の処理能力もオーディオ処理に傾けられていることから、スマートスピーカを競合製品とすることをあえて避けて、特徴を引き出そうとしている。Appleからすれば、iPhoneのSiriがあるため、HomePodに主たるアシスタント役を与える必要がないからだ。

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Apple、バグ撲滅に本腰

 Appleはハードウェアとソフトウェアをともに自社で開発する数少ない企業となった。実現したいことを念頭に置いたソフトウェア開発と、それに最適化したハードウェアをプロセッサから開発できるメリットは、コストと価格のコントロール、パフォーマンス、製品投入スピード、信頼性などの面で成果をあげてきた。

 例えば、iOSに最適化されたA11 BionicなどのAシリーズプロセッサは、プロセッサそのものの独立採算ではなく、スマートフォンの中で最も高い価格に位置するiPhone全体の価格で利益率を考えれば良いことから、結果的に他社製プロセッサよりもコストがかけられる。またプロセッサの小型化にさほど気を使わなくても良く、他社製プロセッサを搭載する製品が、iPhoneに勝てない要因を創り出してきた。

 そうしたメリットを享受するAppleだが、2017年末からソフトウェアの品質について、問題が多発してきた。12月の通知バグ、バッテリ劣化による再起動を防ぐパフォーマンス制限をユーザーに黙って行ってきた問題、これはAppleに限らず影響を受けたがプロセッサ高速化の仕組みを悪用した脆弱性などだ。

 Appleのソフトウェア開発を指揮するシニア・バイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏が2018年にリリースするiOSについて、品質向上に努めるとのメールが出されたことが報道された。さらに、ソフトウェアの品質に更なる作業が必要であると判断されれば、機能リリースを延期できるよう、社内の方針を変更したとされる。

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ヘルスケアは2018年のテーマか?

 AppleはiOS 11.3でヘルスケアに関連する機能を拡充する。しかし、これまでの医療分野に正面から取り組んでいくアプローチではないようだ。

 iOS 11.3には、iPhoneユーザーが自分の医療データを医療機関から取り寄せ、統合することができる仕組みを「ヘルスケア」アプリで実現する。これによって、これまで複数のウェブやアプリに分かれていた自分の情報を一元管理できるようになる。

 これは、Appleが既に用意している、iPhoneによる検査データのやりとりや日常的なセルフチェックを経過観察に生かす取り組みの第一歩になると考えられる。

 Tim Cook CEOは医療分野への取り組みについて、皮肉をにじませて語っている。「連邦政府を説得して補償金をもらえるかどうかを心配するのではなく、どうすればユーザーの健康状態を改善できるのか」。

 医療分野への取り組みの鍵となるのは、常に手首に装着しているApple Watchが主体となるだろう。現状、心拍センサーとモーションセンサーの組み合わせでできることを模索するに留まっているが、Bluetoothを介して他のデバイスと連携することで、より多くのことができるようになると考えているはずだ。

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