以前サムスンで最高技術責任者(CTO)を務めていたInjong Rhee氏が、Googleに客員起業家(Entrepreneur In Residence:EIR)として加わるとの情報を米ZDNetが入手した。
Rhee氏は2011年にサムスン電子に入社し、同社のエンタープライズ向けセキュリティプラットフォーム「KNOX」やモバイル決済ソリューション「Samsung Pay」の開発に貢献した。
同氏はまた、サムスンによる米クラウド企業Joyentの買収も後押しし、当時、新しいソフトウェアサービスの展開によってサムスンの「クラウドへの信頼とニーズはますます高まっている」と述べていた。
Rhee氏はサムスンで、モバイル事業のソフトウェアやサービスを監督する研究開発第1チームの責任者に任命されたほか、同社によるVivの買収後は、人工知能(AI)を使ったバーチャルアシスタント「Bixby」のリリースも主導した。
Rhee氏は、その長髪と直接的な物言いによってサムスン社内でも特異な人物とみられていた。ソフトウェアの専門知識により、入社後はすぐに重要なポストに昇進した。
ソフトウェアにおけるRhee氏の実績は、一般にハードウェアで定評のあるサムスンの中で広く尊敬を集めていた。
Rhee氏はGoogleでのポジションで、IoTプロジェクトに注力していくと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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