Googleは、ユーザーが電子メールから直接、アンケートに回答したり予約を入れたりといったさまざまな作業をできるようにしたいと考えている。
同社は米国時間2月13日、それを実現するための新たな仕様「AMP for Gmail」を発表し、開発者向けに公開した。Gmailは10億人を超えるユーザーに利用されている。
「この新しい仕様は開発者にとって、より魅力的でインタラクティブで実用的な電子メール体験を構築するための強力な手段になるだろう」と、Gmail製品マネージャーを務めるAakash Sahney氏はブログ記事に記した。
開発者らが構築したウィジェットによって、ユーザーが電子メールを離れることなくさらに多くの作業を完了できるようにするというのが、その概念だ。例えば、PinterestやBooking.comはAMP for Gmailを活用して新たな体験を構築しているという。
Googleは2015年に、パブリッシャーなどのブランドから一般的に提供されるウェブページを、スマートフォン上に表示する際に高速に読み込むための手段として、「Accelerate Mobile Pages(AMP)」を提供開始した。Facebook上にニュース記事を高速に読み込むためにFacebookが提供する「Instant Articles」に競合するものだった。
Googleはそれ以来、AMP技術の適用範囲を拡大してきた。同社は13日、「AMP Stories」も発表した。SnapchatやInstagramのストーリーに似たフォーマットで、パブリッシャーが動画やテキストのコンテンツを作成できるようにするものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」