Facebookは、欧州で一般データ保護規則(GDPR)が施行される前に、20億人のユーザーが自分のデータを今よりも管理しやすくする計画だ。
5月に施行される欧州連合(EU)のGDPRは、EU市民が自分の情報と企業によるその利用方法をもっと管理できるようにすることを目的としている。
現地時間1月23日にブリュッセルで開催されたFacebookのイベントを伝えるReutersの記事によると、最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏は次のように述べた。「1カ所でFacebookの主要なプライバシー設定を行い、人々が自分のデータをもっと簡単に管理できるようにする、新たなプライバシーセンターを全世界でリリースする」
Facebookは長年、ユーザーのプライバシーと複雑な関係にある。プライバシーポリシーのさまざまな改定をめぐって批判の的となり、米連邦裁判所での訴訟の脅威に直面してきた。
新法のGDPRは、個人データの処理と保存に関する規則を厳格化し、個人データを利用する前に明確な同意を求めるよう企業に義務づけるものだ。企業は、個人データのコピーをユーザーに提供できるようにしなければならず、データ流出を72時間以内に報告する義務がある。
「Facebookのアプリは長年、人々に透明性と管理権限を与えることに焦点を合わせてきた。このことは、GDPRのすべての要件を満たし、プライバシーを保護する製品や教育ツールへの継続的な投資を促進する、格好の土台となる」(Sandberg氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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